税理士目指す人はとにかく税法1科目取ってから会計大学院に行った方が良いと前回ひたすらお伝えした。
本当はもっとお伝えしたいことはあったがあまりにも長すぎて省略してしまった。
いつか時間が出来たらまとめて追記していきたい。
さて、今回は税理士目指している人が前回とは逆に働きながら税法1科目合格したり、税法1科目持ってて就職した人のお話。
仕事しながら税法科目に合格したら
まずは良く頑張ったと言いたい。
働きながら勉強と両立して税法科目に合格すなんて凄いだ。
では、本気で税理士になりたいのならさっさと一旦仕事に見切りをつけて会計大学院に行きなさい。
いや、マジで!
いつ行くの?
今でしょ!
働きながら合格したあなたなら分かるハズ。
そこから更に2科目合格目指すってホントしんどいよ。
そして挑戦してダメだった時の時間と金額を天秤にかけてみよう。
学校に行ったらそりゃ2年間は金銭的にしんどくなるかもしれないけど、終わったらそこはもう税理士の世界だ。
その後の収入考えたらその2年間の差なんてアッと言う間に取り返す。
税法3科目合格してようが1科目しか合格してなかろうが税理士は税理士だ。
前回さんざん書いたが、働きながら2年で2科目合格なんてホントありえないぞ。
時間をお金で買ったと思って早々に会計大学院へ行きなさい。
いや、俺やっぱ仕事しながらでも合格できるし3科目合格を目指します!
Good Luck!
後悔しないと良いけどね。
ぶるどるの知る人は結局3年後位にみんな大学院行ったよ。
3年前に行ってたらもう税理士登録出来てたのにね。
結婚して家族もいるしさすがに無職で学生は・・・
じゃあ夜間の社会人コースのある大学院に行きましょう。
でもね、それもなかなか大変ですよ。
近くに3年制の大学院があれば良いですがない場合は大変です。
昼間に通う通常コースと同じカリキュラムを夜間と休日を使って行うため、時間的に大変です。
可能なら会社に交渉して仕事をセーブするようにした方が良いです。
受験や夜間の大学院に理解のある会計事務所もたくさんあります。
ほぼノー残業で終わるようにしてくれますし、担当も少なく設定してくれます。
が、もちろん、薄給です。
ま、そりゃそうですな。
税法科目1科目合格してるのに就職したら
会社や税法科目取れなくてもがいてる人間からしたら
おいおいおいおいー、何でこっち来ちゃったよ
って感じになります。
大体新入社員で、
税法科目○○持っています!
って言うと、
何で会計大学院に行かなかったん?
って話になります。
そして大体の返答が、
働きながら残り2科目合格目指します!
か
お金が無いから!
です。
で、先輩達がみんな
それ、すごく大変だからすぐに後悔するよw
と言って新入社員を脅かします。
本気で言葉を失う新入社員もいます。
決して脅かしている訳でもなく、先輩社員達はたくさんの現実を見てきているので思わず口走っちゃうんですよ。
勉強しながら働いている社員には気を遣う
働きながら勉強している社員は頼もしいし期待している反面、会社としては気を遣う事も多いです。
仕事である以上、イレギュラーな案件は起こります。
その様な場合でも別の人が引き受けないといけなくなります。
仮に本人が担当のクライアントの事案だったとしても、別の人が対応してあげないといけなくなります。
だって当の本人は夕方から学校に通うために帰宅するからです。
まぁ、だから給料安いじゃん!
って言われるとそうなんですが、その状態で数年働かれるなら会社としては大学院行ってさっさと税理士免許取得してガッツリ税理士名乗りながら働いてもらいたいのが本音です。
会社的にも税理士登録者数の人数にカウントできますし、本人もクライアントさんからの信用も絶大になります。
また、会計事務所の職員は社内だけでなくクライアント先の人と飲みに出かけることも多いです。
社長によっては
飲みながらコミュニケーションを!
と言う考えの方もいらっしゃるのでなかなか断りづらいです。
また、決算後や年末のお誘いもよくあります。
こういったのも業務の一貫ですが、本人はもちろん断ってきます。
すると所長や上司が対応する場合が多いのですが、クライアントからするとお世話になっている担当と飲みたかったのにたまにしか目にしない所長や見た事ない上司がやって来てもなんか微妙になっちゃいますよね。
こうなると会社だけでなくクライアントも気を遣います。
数としては少ないでしょうが、この様な
付き合いが悪い!
で会計事務所を変更する社長さんも稀にいらっしゃるので注意が必要です。
お金がないなら奨学金
お金がないと言うなら奨学金を利用するって方法もあります。
いや、大学就学の時点で既に借りとるし…
かも知れんけど、税理士にさえなってしまえばアッと言う間に返済終わるから大丈夫だ!
タブン…
ただ、働きながらでも独学じゃないなら専門学校かよったり通信講座受けたりするだろうから結局お金はかかりますよね。
いや、でも大学院行くよりはずっと安いし・・・
一年や二年で終わればね。
長期戦になれば結局金銭的にもそっちが高くなるぞ。
自分の友達は23歳~30歳まで夜間の専門学校通ってその後5年間通信講座受けていた友達がいる。
29歳で4科目に合格して1年専門学校に通い、
1年学校通ったし、大体理解したんで来年あたりは受かると思うから後は通信講座で大丈夫だろう
って思って通信講座に切り替えたがその後5年もかかった。
4科目受かってても30歳で諦めて会計大学院に行けばよかったと後悔していた。
まぁ結果論なんでこればかりは分からんが…
あ。あと話はそれたが会計事務所によっては会計大学院に通う費用や税理士試験を勉強する費用を一部負担してくれる会社もある。
勤続何年で返済不要とか利子が物凄く安く借りれたりとかするので会社情報等に記載がないか入社前に調べてみると良い。
多くは福利厚生の欄にて記載がある。
大きい規模の会計事務所ほど結構ありますよ。
まとめ
今回は前回とは逆に税法科目を合格した場合のその後についてのお話でした。
会計事務所で働きながら税法科目を合格するのは本当に大変です。
勉強している人の話はちらほら聞いても、合格した人の話を聞くことはほとんどありません。
大体の人が、
働きながら勉強なんでできん!
と言うし、
この会社は忙しすぎるから勉強できん!
と言っています。
どこ行っても一緒ですw。
せっかく会計大学院に2年間行くと2科目免除になると言う制度があるので、税法科目に合格した人は是非とも利用する事をおすすめします。
1年に1科目しかも2年連続でなんてなかなか合格しませんよ。
この制度もいつまた改正されるかも分からないので、税理士を目指している方は早めに利用しておいた方が良いと思います。
知恵と制度を駆使して早く一人前の税理士になって頑張って下さい。
税理士になってからが本当のスタートです。
まだまだ勉強の日々は続きますよ。
それではまた。